こんにちは!hanaです。
この記事では「フリーランス(個人事業主)の経費はクレジットカード払いがおすすめ」というテーマについて解説します。
フリーランスや個人事業主として記帳を始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
初心者フリーランスのmaiさんは次のようなことで悩んでいます。
- 経費を支払うクレジットカードは新しく作った方がいいの?
- クレジットカードは領収証がないけど、どうやって処理するの?
- 家計費と経費の両方を個人用カードで払ってしまったら?
この記事を書いているhana(hanamaipop)は、2013年7月からWebライティングの仕事を始めました。現在は会社勤務をしながら、Webライターとして活動しています。
そんなHanaは夫の自営業の経理業務を15年行っており、現在も継続中です。
経理を始めた頃はまったく知識がなく、税理士さんに習いながら手探り状態で仕事を開始しました。
その頃の私と同じように初めての経理で困っているフリーランスさんのために、経費のクレジットカード払いについて詳しく解説します。
- 【フリーランスの経費】事業用クレジットカード払いなら処理がラクチン!
- 【フリーランスの経費】クレジットカード払いの処理方法
- 【フリーランスの経費】個人用クレジットカードで支払ったときの処理方法
- 【フリーランスの経費クレジットカード払い】まとめ
maiさんの悩みを一緒に解決していきましょう!
【フリーランスの経費】事業用クレジットカード払いなら処理がラクチン!
経費を支払うクレジットカードは新しく作った方がいいの?
この記事では、フリーランス(個人事業主)の事業用クレジットカードについて解説します。
- フリーランス(個人事業主)は事業用クレジットカードを作るべき
- 事業用クレジットカードを作るメリット
フリーランス(個人事業主)として所得が発生すれば、確定申告が必要になりますね。
この記事ではフリーランスは家計費用とは別に、事業用のクレジットカードを作るべきか?
また、事業用のクレジットカードを作るメリットについて解説します。
フリーランス(個人事業主)は事業用クレジットカードを作るべき
結論として、事業用クレジットカードは作ったほうがいいです。
フリーランスになったら、事業用の通帳と同時に事業用クレジットカードを作っておきましょう。
私は現在、夫の事業と自分のライター業の経費処理を行っています。
夫が事業を始めた時、税理士さんに事業用の通帳を作るように言われましたが、クレジットカードはどちらでもいいと言われました。
それでクレジットカードは家計用と経費用を同じカードで支払うようにしたのですが、これが間違いでした。
その当時(15年前)は、会計ソフトに通帳やクレジットカードの明細を取り込むことができず、すべてが手入力。当時、勘定科目もチンプンカンプンだった私にこの作業はとても大変でした。
私の経験上、これからフリーランスになる方、フリーランスになったばかりの方には事業用のクレジットカードを作ることをおススメします。
それは、事業用クレジットカードを作るだけで記帳の手間がまったく違うからです。
現在は通帳もクレジットカードも会計ソフトに取り込めるようになっているので、勘定科目を入力すれば簡単に記帳ができてしまいますよ。
フリーランスが事業用クレジットカードを作るメリット
- 経費支払い用カードが決まっているので支払い方法を迷わない
- 家計費と経費の区別がはっきりする
- 会計処理が簡単になる ⇛会計ソフトにクレジットカード明細が取り込める
- 確定申告で必要なカード明細書の保管がラクになる
- 事業用の通帳からの引き落としにすればキレイに処理できる
事業用クレジットカードの支払いは、必ず事業用の通帳から引き落とすようにしましょう。これで事業用と家計用の区別がはっきりするので、処理が格段にラクになりますよ。
事業用にはビジネスカードがおすすめ
最近は個人事業主が使えるビジネスカードも多くなってきました。
楽天ビジネスカードやアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード、三井住友ビジネスカードなど、各社さまざまな特典があります。
自分の使っているカードにビジネスカードが付帯できないか、チェックしてみるといいですね。
【フリーランスの経費】クレジットカード払いの処理方法
クレジットカードは領収証がないけど、どうやって処理するの?
この記事では、クレジットカードの経費処理について解説します。
- クレジットカード明細書が領収証の代わりになる
- クレジットカード明細書は印刷してメモ&保管しておく
クレジットカード明細書が領収証の代わりになる
クレジットカードで支払いをしたとき、領収証は発行してもらっていますか?
ネット購入した際には「領収証発行が必要な方」など、チェックする項目があったりしますが、私は特に領収証発行は依頼していません。
以前は購入日を確認するために発行してもらっていましたが、購入日と到着日、決済日がそれぞれ違うので記帳する際に迷うことがありました。
なので、今はクレジットカードの引き落とし日を記帳するようにしています。
原則は発生主義ですが、簡便的な方法として期中現金主義・期末発生主義という処理方法があります。
発生主義と現金主義のちがい
- 発生主義の場合
⇛クレジットカード決済時に未払金で仕訳し、引き落とし時に支払の仕訳が必要
- 現金主義の場合
⇛クレジットカード引き落とし時だけ、支払の仕訳をすればよい
現金主義の場合は引き落とし日で経費計上できるので処理が簡単です。
現金主義の注意点
- 決算をまたがない(年度が変わらない)場合は引き落とし日で計上
- 決算をまたぐ(年度が変わる)場合は未払い計上
このように決算をまたぐ場合には発生主義の処理方法になるので、年度末は注意が必要です。
引用:弥生HP「クレジットカードの利用時と引き落とし時の仕訳(処理)方法」
クレジットカード明細書は印刷してメモ&保管しておく
クレジットカードの明細書は、印刷して紙の書類として保管しておきましょう。
この記事を書いている時点では電子帳簿保存よりも紙の保存が一般的です。
今後、電子帳簿保存法の改善によりデジタル保存もできるようになりますが、デジタル保存でもPDF化は必要になるので、この処理方法を定着しておくといいと思います。
カード明細書はそのまま取っておいてもいいのですが、私は記帳の際に勘定科目がすぐわかるようにメモしています。
上記画像はクレジットカードの明細書をブラウザから印刷したものです。
これを領収証の代わりとして月ごとに印刷し、メモ書きして保管しています。
・サクラインターネット …サーバー代=通信費(ツ) ・AMAZON.CO.JP …本=新聞図書費(本)
そのままでは何に使った経費なのかが不明です。なので、それぞれに経費とわかるよう記載し、記帳入力の際に迷わないように自分なりの勘定科目の記号をメモしています。
メモしておけば記帳がとてもラクになり、さらに翌年、処理方法を確認する際にも役立ちますよ。
また、もしも税務調査が入った時でも「いつ、何のために使った経費なのか」をはっきりと答えられるようにしておくことが大切です。
カード明細書も領収証と同じく保管が必要
カード明細書は領収証と同じ扱いになるので、法廷保存期間7年間の保存が必要です。
法廷保存期間は、個人・法人・白色申告・青色申告の区別なく定められているので、必ず保管しておきましょう。
【フリーランスの経費】個人用クレジットカードで支払ったときの処理方法
家計費と経費の両方を個人用クレジットカードで払ったら、どうやって処理するの?
この記事では、家計用カードで経費を支払ったときの処理方法について解説していきます。
- 家計費用クレジットカードの明細書を印刷してメモ書きする
- クレジットカード明細書は経費支払の証拠書類~7年間の保管が必要
とはいえ、事業用のクレジットカードを作っていない人は、家計費用クレジットカードで処理している経費もありますよね?
それでも問題はありません。その場合の処理方法について解説します。
家計費用クレジットカードの明細書を印刷してメモ書きする
家計費用のクレジットカードで経費の支払いをした場合も、事業用カードと同様の処理をすればOKです。
具体的には、以下の手順になります。
- 経費を支払った月の明細書をブラウザから印刷する
- 経費であることがわかるようにマーカーをして何のために使った経費か一目でわかるようメモする
- 明細書は同じ月の事業用カード明細書と重ねて保管
- 記帳の際は「預金支払」ではなく「事業主借」とする
処理的にはこれで問題はありませんが、すべての経費を家計費用のクレジットカードで処理すると、メモ書きが面倒なだけでなく、記帳に大変な手間がかかります。
このことからも、ぜひ事業用のクレジットカードを作ることを強くオススメします。
クレジットカード明細書は経費支払の証拠書類
事業用のクレジットカード、家計費用のクレジットカードのどちらで経費の支払いをした場合も、クレジットカード明細書が「経費支払の証拠書類」になります。
つまり領収証と同じ効力を持つことになるので、必ず保管しておきましょう。
保管については、前テーマで解説したとおり「法廷保存期間である7年間」は保管義務があります。
万が一、税務調査に入られたとき、すぐに経費に関する書類が準備できるようにしておかなければいけません。
それ以外に提示することはおそらくありませんが、確定申告は年に一度の処理なので「これってどうだったかな?」と迷うときがあります。
そんなときに明細書のメモ書きがとても役立ちますよ!
私も確定申告処理の際、経年の書類を見直すことがあります。そんなとき、過去に自分が書いたメモがあれば、すぐに疑問が解決するんです。だから、メモしておくことはとても大切。「あ~そうだった!」と自分を褒めてあげてます~笑
【フリーランスの経費クレジットカード払い】まとめ
この記事では「フリーランス(個人事業主)の経費はクレジットカード払いがおすすめ」について解説しました。
圧倒的に経費処理がラクになる事業用のクレジットカードをできるだけ早く、作ることをオススメします。
- 開業届を出したらできるだけ早く事業用クレジットカードを作る
- 「事業用カード引き落としは事業用通帳から」がベスト
- カード明細書は領収証と同じ。法廷保存期間7年間は保管しておく
なるほど~早いほうがいいんですね!さっそく事業用クレジットカードを作ります!
事業用のクレジットカードを作って手間を省きましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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