Webライターの作業用パソコンを経費処理する4つの方法

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こんにちは!hanaです。
この記事では「Webライターの作業用パソコンを経費処理する4つの方法」について解説します。個人事業で使用するパソコンの経費処理で迷っている人はぜひ参考にしてくださいね!

mai

初心者Webライターのmaiさんはパソコンの経費処理について悩んでいます…

  • 取得価額って?パソコンの価格じゃないの?
  • 金額によって処理方法がちがうってどうすればいいの?
  • おトクになる経費処理の方法が知りたい!

この記事を書いているhana(hanamaipop)は、2013年7月からWebライティングの仕事を始めました。現在はライティングや事務代行などの仕事を請け負うフリーランスとして活動しています。

この記事では、確定申告歴15年のhanaが、フリーランスになったばかりのmaiさんの疑問を解決するために「パソコンを購入したときの経費処理」について解説します。
同じような疑問を持っているWebライターさんは、ぜひ読んでくださいね!

この記事で解決できる内容はこちら!

hana

maiさんの悩みを一緒に解決していきましょう!

目次

Webライターの作業用パソコンを経費処理する方法

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この記事では、Webライターの必需品であるパソコンの経費処理について解説します。

ポイントは、パソコンを「経費」として処理するのか?「資産」として処理するのか? です。

経費として処理する場合、パソコンは「消耗品費」として仕訳するのが一般的です。

また、資産としては「器具・備品」として減価償却することになります。

では、まず「経費」と「減価償却」の違いについてお話しますね。
 
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「経費」とは、1年間の事業のなかで必要なモノの購入や支払いについて、売上から差し引いて処理する方法です。経費が多いほど節税になります。

経費の例

・Webライター業に必要な辞書や資料などの書籍
・ライティングセミナーの参加費用
・10万円未満のパソコンや周辺機器
・打ち合わせ時の飲食代
・作業時のインターネット利用料
・取材にかかった交通費や宿泊費

減価償却」は、固定資産を決められた期間で分割して経費処理することで、それぞれのモノ(器具・備品など)について耐用年数(平均的な使用可能期間)が定められています。この期間に応じて経費処理することを減価償却といいます。

減価償却になる固定資産の例

・持ち家の作業部屋部分
・仕事用机・椅子・キャビネットのセット
・10万円以上のパソコンや周辺機器
・10万円以上のソフトウェア(無形固定資産)

では、ここから具体的な計算方法や処理のしかたについて見ていきましょう。

取得価額とは?事業用パソコンの取得価額計算方法

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取得価額ってなに?パソコンの価格じゃないの?

この記事では、パソコンなど事業に必要なモノを購入した場合の「取得価額」について解説します。

この記事の内容

  • 取得価額の判定について
  • パソコンを購入したときの「1単位」とは

まず、ここで言葉の説明をしておきますね!

  • 取得価額=減価償却資産の購入代価と事業に使用するために要した費用のこと
     ⇒購入金額のほかに購入手数料、引取運賃、運送保険料などが含まれます
  • 減価償却=固定資産を決められた期間で分割して経費処理すること
     ⇒耐用年数が決められていて、この期間で経費処理を行います

それぞれ解説していきます。

取得価額の判定について

取得価額について、国税庁ではこのように説明しています。

取得価額が10万円未満のもの
「この取得価額は、通常1単位として取引されるその単位ごとに判定します。 例えば、応接セットの場合は、通常、テーブルと椅子が1組で取引されるものですから、1組で10万円未満になるかどうかを判定します。
 また、カーテンの場合は、1枚で機能するものではなく、一つの部屋で数枚が組み合わされて機能するものですから、部屋ごとにその合計額が10万円未満になるかどうかを判定します。」

取得価額が10万円未満又は20万円未満であるかどうか
「通常1単位として取引されるその単位、例えば、機械及び装置については1台又は1基ごとに、工具、器具及び備品については1個、1組又は1そろいごとに判定」

引用元:国税庁

取得価額はパソコンの価格」といった単に経費となるモノの購入額だけでなく、それが機能するために必要な付属品や運賃等を含めた額です。

これを「1単位」の取得価額として資産計上し、減価償却します。

パソコンを購入したときの「1単位」とは

次に、減価償却の対象となる「1単位」について解説します。

パソコンの場合の「1単位」の例

・デスクトップPC本体
・モニター
・増設メモリ
・オフィスソフト
・運賃や保証料など

これらすべての金額を合計したものが取得価額となります。

たとえば、10台のパソコンを同時購入した場合には、機能することが基準となるので、1台単位で資産計上することになります。

しかし、複数台のPCで環境構築したものを単一マシンとして使用する場合には、これを1単位の取得価額とします。

パソコン購入の場合の「1単位」についてまとめると、このようになります。

  • デスクトップPC…パソコン本体+付属品、運賃や保証料などの合計
  • ノートパソコン…1台で機能するPC本体+運賃・保証料などの合計
  • 複数PCで環境構築…単一マシンのセット品+運賃・保証料などの合計

これはパソコンの場合ですが、作業用の机と椅子を購入した場合も同様です。
通常は机だけ、椅子だけで作業することはありませんから、机と椅子の合計額が10万円未満であれば経費処理、10万円を超えれば「資産」という分類になります。

つまり、取得価額は器具や備品などを購入した際に、それが「機能する1単位の合計額」ということですね。

ライティング作業用のパソコンは経費?資産?

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金額によって処理方法がちがうって、実際どうすればいいの?

この記事では、パソコンの経費処理方法について解説をします。

この記事の内容

  • Webライターの作業用パソコンを経費処理する4つの方法
  • 少額減価償却資産と一括償却資産のポイント

原則として、10万円以上であれば資産計上し、減価償却します。
減価償却におけるパソコンの耐用年数は4年なので、取得価額の1/4を4年かけて償却することになります。
 
» 国税庁:耐用年数表

Webライターの作業用パソコンを経費処理する4つの方法

この記事の最初にお話したようにWebライターが記事執筆作業で使うパソコン、いわゆる事業用パソコンの経費処理方法は、取得価額によって少しずつちがいます

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この表に基づいて解説していきます。

  1. 10万円未満であれば
     「少額減価償却資産」として一括経費にできる
  2. 10万円以上20万円未満は資産計上した上で
     「一括償却資産」または
     「少額減価償却資産」の特例として処理できる
  3. 30万円未満の場合は資産計上した上で
     「少額減価償却資産」の特例として損金経理できる
     (※ただし令和6年3月31日までに購入した場合
  4. 30万円以上のパソコンは
      資産計上して4年で減価償却処理をする

30万円以上のパソコンは減価償却資産となり、パソコンの耐用年数4年で処理します。

10万円以上30万円未満の場合は、金額によって処理方法を選択できます。

少額減価償却資産と一括償却資産のポイント

上記の「2」と「3」については処理方法を選択できるので、ここでポイントをまとめておきますね。

・取得価額は機能する「1単位」ごとで決まる
 例) 29万円のノートパソコンを事業用に10台購入した
 ⇒機能する1単位が30万円未満なので、290万円を消耗品費として経費処理できる

ただし、免税事業者は「税込経理」なので、税抜29万円のパソコンの場合は「少額減価償却資産の特例」から外れてしまいます。

・3年間で均等に償却できる
・初年度の購入時期に関わらず取得価額の3分の1を償却できる※
・「償却資産の申告書」の対象外なので固定資産税がかからない

※減価償却は通常、購入した月に応じて月割計算します
例)1月~12月が一期であれば、10月に購入した資産は3ヶ月分のみ減価償却

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一括償却資産はいつ購入しても1/3を経費にできるのでおトクですね!

・青色申告の届け出をしていることが条件
・令和6年3月31日までの特例
・一括償却資産とはちがい、固定資産税がかかる
・利用方法…確定申告書に必要事項を記載して申告

30万円未満の減価償却資産を取得した場合、全額損金算入できる(資産合計額300万円が限度)

少額減か償却資産の特例(中小企業庁)

いちばん得になるパソコンの経費処理方法はどれ?

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おトクになる経費処理の方法が知りたい!

ここまでの説明に基づいて、おトクになる処理方法について解説をします。

この記事の内容

  • ライター用パソコンはスペックと価格で選ぼう

パソコンの価格は以前よりも安価になってきました。とはいえ、大きな出費には違いありません。
Webライターにとってパソコンは必需品。頻繁に買い換えるものではないので、満足のいくスペックのものを購入したいですね。

ライター用パソコンはスペックと価格で選ぼう

青色申告での「30万円未満の資産購入の特典」は大きな節税になります。価格によって性能のちがいはありますが、Webライターが使用するスペックのパソコンは、10万円以上20万円未満あたりが多いのかなと思います。

ライターにも人気のMacBookも、それくらいの価格が多いですよね。

» 価格com.MacBook

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10万円以上20万円未満については、経費処理の選択肢が一番多いのもメリットです。パソコンを購入した年の売上げや経費などを考慮して、処理方法を選ぶといいですね。
 
パソコンのほかにWebライターの経費でどんなものがあるのか知りたい方は「Webライターの確定申告で経費になるものって何がある?」を参考にしてください。

「Webライターの作業用パソコンを経費として処理する4つの方法」まとめ

 
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この記事では「Webライターの作業用パソコンを経費処理する4つの方法」について解説しました。

確定申告の準備に必要な経費処理では、疑問や処理の不明点などが起こりがちです。私も毎年、ひとつずつ解決しながら行っていますが、事前に把握できていれば迷わずにすみますね。

mai

パソコンの経費処理は金額によってちがうんですね!

hana

パソコンを購入する時の参考にしてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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